30秒で分かる!アノ映画のストーリー!

"30-Seconds Bunnies Theatre"

タイタニック、エイリアン・・あの有名映画のストーリーをウサギ達が30秒で再演しています。どれもよくできてますわ、スゴイ。

そういえば昨日、テレ東で『エクソシスト』をやってましたね。実は初めて見たんですが、ただのホラー映画というよりは、きちんとした問題意識のある映画であるように思いました。勿論、序盤のかわいらしいリーガンちゃんが、段々凶悪な顔つきになり汚い言葉を吐いたり、ゲロぶちまけたりするようになっていく過程は怖かったわけですが、それよりも印象的だったのは中盤あたりでリーガンちゃんに精神疾患の疑いがかけられて、病院で治療を施されるところ。白衣の男達と蛍光灯、金属的な音を出す治療用の機械が映し出されて治療が施されるも、リーガンちゃんは一向に良くならない。リーガンちゃんに取り付く悪魔やカラス神父の抱える心の闇といった問題は、科学や技術だけでは解決できないんだぜ、hehehe..と悪魔が嘯いているようにすら思えたわけです。この映画の場合、だから宗教やエクソシストといった科学に対するアンチテーゼが必要だ、ということになるのだと思うのですが、結論がどこに辿り着くかは置いておくにしても、そういったところを突いてくるようなどこか不安に陥れられそうな雰囲気がこの映画の怖さなのかもしれないと思ったのですね。

ワタクシは元来怖がりなのでエクソシストですら結構抵抗あったりします(笑)。小学生の頃は『キョンシー』がすごく怖かったし、『エイリアン』とか見れませんでしたね。歳が長じてからは、ハリウッド的なグロイ・キモイ系には対応できるようになったし寧ろ楽しめるようになったんですが、和製ホラーに代表される「雰囲気が怖い」映画はダメですワ。例えば黒沢清の『CURE』とかね。ハリウッドの場合って、コワイ怪物とかモンスターは"アップ"で映るじゃないですか、和製の場合、鏡にちらっと映ったり遠くの視点からコソッと映ったりする、それが寧ろ怖いのですね。

とかなんとか言いつつ、まさに怖いもの見たさで偶に見るんですけど。そういえば今、川崎市市民ミュージアムで夏いっぱい、毎週土日に和製ホラーをたくさん上映しているようなんです。ちょっと見に行ってみようかなと思ったり〜。