萌えるアキバが日本を変える

たけしのTVタックルでいつも無様な姿を晒している黒豚、森永卓郎のコラム。ツッコミどころが満載なのはまぁさておき、最近「萌え」が一般的な用語として普及したせいか、語源がいい加減に記されてることが多い。よくあるのが「2ちゃんが語源」って言説。これはパソコン通信の時代からあるスラングだからそれはない。2ちゃんが普及に大きく貢献をしたのは間違いないと思うけど。

ということでこの筋では一番信頼のおけるであろう「通信用語の基礎知識」を参照してみた

かつて1990(平成2)年頃には, この意味で "燃える" という表現がなされていた. "萌える" という表現が始めて使われたのは諸説あるが, 1991〜1993(平成3〜5)年頃のこととされており, 一説によるとX68000系の草の根BBSから広まったらしい. 1993〜1994(平成5〜6)年頃にはネットニューズやメーリングリストでも広く使われるようになっていた.

・"萌え" の語源は数説あるが, 単にタイプミスしたという説の他, かつてなかよしで連載されていた, あゆみゆい著作 "太陽にスマッシュ" の主人公, 高津萌である説と, NHKの番組 "天才テレビくん" 内で放映されていた "恐竜惑星" のヒロイン, 鷺沢萌である説が有力である.

自分は、NECが太古の昔に提供していたPC-VANというパソコン通信サービスを使ってたことがあるんだが、その頃(1996年ぐらい?)にはPC-VANにも「萌え」が見かけられた記憶がある。因みにPC-VANは当然の如く電話回線で繋ぐネットなのだが、当時は3660bpsほどの速度(つまり約3kbps)しか出なかったため、めちゃめちゃ通信に時間かかる上、それにのめりこんだ結果、電話代がとんでもないことになったことがある。今じゃ考えられんよなー。しかし前掲のコラム、森永自身のコンプレックスが見え隠れするような気がするのは俺だけか?

追記:萌えの語源について、恐竜惑星説を流布したのは岡田斗司夫氏らしい。*1