香港旅行始末記 一


行って参りました、香港。とても短い期間だったんだけど、充実の旅でした。とにかくエネルギーに満ち溢れていて、人を魅きつける街、また行きたいと思えるところでした。さて、どんな旅路だったのか、順を追って書いてみたいと思います。

出発したのは遡ること三日前の17日。日本を夜に発ち、その日の内に着いて三泊して、20日早朝に香港から戻ってくるというスケジュールでした。つまり中二日(18,19日)、香港でエンジョイ&エキサイティングする予定・・・だったのですが―――初っ端から予期せぬトラブルに巻き込まれてしまいました。

当初のスケジュールは、17日18時半頃発の某U航空・成田→香港のフライトでした。順当にいけば、4時間ほどのフライトを経て、23時前には香港国際空港に着くスケジュール。搭乗時刻の18時頃、意気軒昂に我々は搭乗ゲートに向かったのですが、出発の時刻になっても一向にゲートが開かない。おやおやこれはどうしたものか、と思っていると、突然、搭乗口変更(機体整備のため)のアナウンスが。かなり遠い場所への変更ということもあって、周りの外人さん達が一斉に「オゥ〜」とか「アァー」というため息を発したのには、ちょっと笑いそうになりました。しかしこの時点ではまだそんな余裕もあったんですけどね―――。

変更された搭乗口へ向かって、また暫くそこで待っていたのですが、やっぱり搭乗手続きが始まらない。一体どうなってるんだと誰もが思い始めたとき、またもやアナウンス――「出発時刻が20時30分に変更されました」、20時30分?はぁー?と嘆息するも、致し方あるまいと思って、我々は軽く夕食を摂る事に。ビールを飲んだりした後、人影も疎らになった空港のテレビの前でクイズミリオネアを見たりして、時間をつぶしていました。残念〜!!などといってられるウチはまだよかった・・。

さて20時30分になったぞと思ってゲートの前へ行き、搭乗受付が開始されるのを再度待ちました。しかし定刻になっても始まらず、まもなく本日何回目かのアナウンスが。ちなみにこのアナウンス、英語と日本語両方で流れていたのですが、若干内容が違っていました。私の拙い英語力で聴き取って内容を総合したところ、どうやら本社の指示を仰いでいるらしく、それの決定に関する情報が出せるのは9時だということでありました。また更に待たされることになったわけですが、搭乗ゲート前では床に寝そべって仮眠する人、本を読みながらじっと待つ人、持参のノートパソコンでエロ画像を憚ることなく閲覧する謎の外人達など、さながら難民キャンプの如き様相を呈していました。

さらに待つこと数十分、9時になったら、なんらかの進展があるだろうという我々の期待も裏切られ、現在どういう状況にあるのか杳として知れないまま、9時も30分も回ろうかというその時、衝撃的なアナウンスがありました。

"―――flight has been cancelled." 本日のフライトは欠航になりました。

欠航キター!!理由も説明せずにドタキャンかい!!ぶるわぁああああ!!(二に続く)